風と結膜異物、工事現場と鉄片異物
今日は非常に風が強い朝ですね。こんな日に起こりやすいのが、結膜異物。
「何か入った!痛い!でも鏡で見ても何にもない!」
失われた異物、残る痛み。眼の裏に 消えた?涙で前が見えない、そんなミステリー…
いえいえ、眼は袋状になっているので、眼の奥にまで行くことはちょっとしたゴミなら滅多にありません。
瞼の裏の結膜に挟み込まれていることがあり、瞬きするたびに、ワイパーのように瞳を傷つけてしまいます。
さっさと眼科でとってもらいましょう。
更にもっと厄介なのが鉄片異物。工事現場で研磨をしているときや、道を歩いているときなどに、ぴょっと入ってきます。瞳(角膜)に刺さった鉄片は、数時間であればすぐに取れますが、一日経つと、錆が出始めます。
たまに、数日前にゴミが入って、ちょっと水道水で眼を洗ったけど充血とゴロゴロが取れないと来院される方がい らっしゃいます。
これは、錆も含めてとらないと角膜に濁りとして残るし、ゴロゴロ感も取れず、黒目(瞳孔)の真正面だと視力も出にくくなります。
八重洲さくら眼科の目の前の、来月オープンの京橋エドグランではまだまだ中でばたばたと働いてらっしゃると思います。ゴミが入ったかなと思ったら、眼をごしごし擦って押し込まずに、さっさと取らせてほしいなあと祈念する院長でした。
2016年10月27日 カテゴリー:院長ひとりごと, 院長ブログ