吐きすぎ注意!いろんなところから血が・・ッ!? -嘔吐とマロリーワイス症候群、バルサルバ網膜症、球結膜下出血など-
11月後半くらいから、そろそろ忘年会のシーズンですね。
皆と語らい、疲れをねぎらい、気付くと次々と空いていくグラス。ビールや日本酒、ワインに焼酎、ああもうなんだか訳がわからない💫
というわけで、自宅に帰りつく前、もしくは帰り着いてから何度も吐いちゃう方もいらっしゃるのでは?ええもちろん、院長も若かりし時代にやっちゃったこと、ありますあります。
皆様ご存知の通り、エタノールが分解されてできるアセトアルデヒド、これがうまい具合に水と二酸化炭素に変換できなければ、アセトアルデヒドがたまり、嘔吐中枢を刺激して激しくリバース!
その時には体中からアルコール(異物)を追い出そうと総力を上げてかかってきます。
腸は下から上へ向かって締め上げ、筋肉がぎゅっと収縮するために、マーライオンになりますが、自覚してもしなくても、その時はいろんなところにすごく圧がかかります。
その結果、食道の粘膜が割けて血を吐いたり、眼の奥の血管が切れて見えにくくなったり、白目の血管が切れて、白目が真っ赤っかになったり、、
もちろんつわりや、劇薬を間違えて飲んでしまったときは吐かないと命にかかわるので吐くなというわけではありません。
お酒を飲む方々は、ちゃんと水分も摂ったうえで楽しい飲み会になりますように。
2017年10月25日 カテゴリー:医院からのお知らせ, 眼の病気, 院長ブログ